子どもの離婚に参戦しようとする身勝手な両親達
ここ最近の離婚では、一方の親や親族が表立って出てくるケースが少なくない。
本来的にはなにがあろうとも、
見守っていなければならない立場のはずなんだけれどね。
自分の子が窮地に立たされているのならば、
それを庇いたい、助けたいと思う気持ち自体は理解できる。
しかし、離婚は当事者達の問題なんだ。
身内、親族として多少のバックアップはあって然るべきかと思うが、
どっちに責任があるだの悪いだのと、外から問題に介入するのはやりすぎだろう。
自分の子の言うことを信じたいという思いもあるのだろうが、
基本的に家の中で起こっていることは当事者にしかわからないことが多い。
それに、基本的に子は自分の都合の良いことしか親に話さない傾向があるから、
それだけを聞いて全てを断ずることはできないことくらい承知しているはずだろう。
にもかかわらず、こういった不合理な出来事が起こる理由はただ一つ。
単純に、自分の娘に問題があることはわかっているけれど、
それを認めたくないから夫が悪かったという話にしたいという親の都合があるからだ。
要は夫に親の事情まで尻拭いせよ、と言っているようなものだね。
こんなの、冗談じゃないよな。
自分の妻のことならいざ知らず、なんで身内にまで甘えられなければならないんだ。
こういうところを見ていると、
いい歳こいてるくせに本当に自分勝手で非常識なヤツが増えたな、と感じる。
自分の子や自分達の体裁を守るために、
他人を悪に仕立て上げるような行為が正当化などされるわけがないだろう。
娘にちゃんと話は確認している、という事例もあるかもしれない。
しかし、女の自己申告ってのは、
思っている以上にアテにしてはならないものでもある。
その場の勢いで自分の都合の良い話をしてしまった。
それで周りが盛り上がってしまって収集がつかなくなったため、
自分でもそう思い込むことにした。
こんな形で不実の事例に流されていっている女性は思っている以上に多いんだ。
まあ、きっかけは本人のウソだから、同情の余地なんかないけれど。
厄介なのが、本人も自己暗示でマジでそう思い込んじゃう事例もあることだね。
こうなると、第三者の立場からは判別のしようなどない。
だから、親等を含めた第三者は自分の子の事例であったとしても、
むやみやたらと家庭内の事情に土足で踏み入るような事態は避けるべきことなんだ。
これ、今のご時世だから言っているみたいな話じゃないぜ?
昔からそういう考えは常識として存在していたから、
皆、自分の子のこととはいえ、他所の家の事情に首を突っ込まないようにしていたわけ。
それが親としての常識であり、美徳でもあったんだよ。
にもかかわらず、昨今では自分の感情や体裁を優先して、
エキセントリックに夫や夫の親に当たり散らすような妻側の親は多い。
こういう行為に走るのは大抵が母親だったりするんだけれど、
たまに父親もいたりするから驚愕する。
家族が家族を守るのは当然、みたいな態度でいる者もいるが、
そもそも他所の家族になることを承知の上で娘を嫁に出したんじゃないのかよ。
結局のところ、これはいつまでも親が子離れできていない証なんだ。
現役世代の人達からは白々しく見えるんだよ、そういうの。
高齢者が尊敬されない今の世情が、よく反映されているよな。
行政書士明和事務所
吉田 重信
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