立場の弱い者に辛辣な物言いをしても面白さにはつながらない

所感等世の中の出来事,思うこと,男と女,男の人生

 

 

少し前にtiktokだか、instagramだったかは忘れてしまったが、
「奢ってもらえない女子」に対して物申す女の子の動画が話題になっていたね。

先に言っておくと、女に対して文句を言っているからとかは抜きにして、
動画の出来はとても良いものだと思った。

 

辛辣な感じの物言いも確かに見受けられたが、
大まかな内容については納得のできるものだったし、

なによりも、

 

・何が問題なのか

・どうしたら良いのか

 

この二点をしっかりまとめていたことには好感が持てた。

締めの軽快さもあって、とても良い動画であったと思う。

 

ただ、あれが流行ったからなのかどうなのかは知らないが、
最近、同じように同性に対して辛辣な物言いをする動画も増えてきて少し心配だ。

つい最近でも、引きこもりの男性達の女性観について、
所感を述べている動画が話題になっていた。

 

言わんとしていることは理解できる。

部活動等の団体での生活やそこでの雰囲気を経験していないと、
男としての牙が磨かれないというのも道理だろう。

何ら、間違っていることを言っているとは思わない。

 

ただ、人によって向き不向きがあるのは事実だし、
それも含めての人格だから、一般的に迎合されないからといって否定して良いものかね。

 

僕なんかは、学生時代は武道等の個人競技に走ってしまった。

運動をしていなかったわけではないけれど、団体生活をしていたわけではないから、
そういった意味では、スポーツ経験自体はゼロということになる。

だから、その動画で言っていたように、
僕には人との間で揉まれた上で身に付けたような鋭さはないのだろう。

 

 

でも、団体での上下関係を知らないことよって、

僕には自分や他人の立場を見て忖度をするという感覚がない。

 

 

僕もこのブログや他サイトで辛辣なことを言っていると自覚しているが、
対象は主に被害者を気取る女性や弁護士に対してだ。

こういうのは、自分よりも立場の強い者にやってこそ意味があるからな。

 

 

え?

女性は弱い者だろうって?

 

 

何言ってんのさ。

 

今のご時世、一番の強者は公から認定を受けた「弱者」なんだぜ?

 

 

アメリカなんか見てみろ。

今、あっちの市勢、めちゃくちゃだろうが。

 

 

何が言いたいのか、というと、人の生き方なんて一長一短だということなんだよ。

冒頭で言及した彼女の動画は、
皆が不快に思っていることに忖度なしに言及したからウケたのだろう。

その上でちゃんと問題点を指摘して、改善案まで上げているのだから、
辛辣な面はあっても、不思議と聞き手に不快感を与えない。

ただ、弱い者をなじっているのとは違うんだ。

 

学生時代の経験の話は、今更、どうにかできることではないから、
それを言われた人達は正しいと思っても、どうしたらいいのかわからない。

改善案のないダメ出しは一方的な暴言と変わらないし、
生き方の違う者達に対する価値観の押し付けは、その人の為にしていることではないよな。

 

そういった言動を叱咤できない大人達にも問題があると思う。

 

引きこもっている人達も、
引きこもりたくて引きこもっているわけじゃないんだよ。

強者であると自負しているのであれば、
もう少し人への優しさがあってもバチは当たらないんじゃないのかな。

 

もっと、他人の存在を大切にしなよ。

 

排他的であって良いことなんか、一つもないぞ。

 

 

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