モラハラ妻の特徴と原因 なぜ夫に暴言を吐くのか
モラハラというと、これもDVと同じく、
男からの言動に女が泣かされているような光景を思い浮かべる人が多いだろう。
実際に男からのモラハラも多いわけだが、
だからといって、女からのモラハラ被害を軽く考えていいわけじゃない。
ものによっては男性のそれよりも遥かに、
人の尊厳を打ち砕くようなことを女性が吐き捨てているような事例も珍しくないんだ。
しかも、こないだのDVに関する記事でも指摘したことだが、
なぜかこの問題を言及するにあたっては女性の被害と同じような切り口で語る者が多い。
専門家を謳って論ずるのは結構なことだが、
個別の問題として考察した上での言及ができないようでは、そう名乗るべきではないだろう。
妻からのモラハラと言われているものは、
大抵のケースに自己保身が含まれているのが大きな特徴だ。
それすなわち、自分を守るためのけん制だね。
「暗い」
「器の小さい男」
この2つは妻のモラハラと言われる事例においてはメジャーな言葉になるが、
重要なのはこの言葉を吐く上での動機なんだ。
なぜ、わざわざそんなことを言うのか。
そこを考察することで、
モラハラで覆い隠そうとしている本当の動機が見えてくる場合もある。
例えばだが、浮気や使い込み等をしていた場合。
または、そこまでの事例といかなくとも、
日頃の生活上で主に妻が原因となってうまくいっていない事柄等。
それを追求しようとした際に、上記の2つの言葉は飛んできやすいだろう。
これは「いちいちそんなことを追及するなんて情けない」という非難(攻撃)と同時に、
「そこは効くから攻めさせない」という自己保身(防御)を兼ね備えた言葉なんだ。
器が小さいってのは、特に自分の否を自覚している時に出てくる言葉だね。
真っ当な理屈で話をしたら言い訳がつかないから、
男の甲斐性の問題に話をすり替えてその場を乗り切ろうとしているわけ。
こういったその場しのぎには他の人の様子を題材にして、
夫の意見自体を聞くまでもないレベルに押し下げるような言動も見られる。
「他の人達はもっとすごい経験をしてきているから、
あなたの経験してきたことなんて、皆、その人達の経験の内側に収まるレベル」
そんな風に他人との比較をもって夫の言い分を小バカにして、
初めから相手にしないような態度だ。
さっき上げた2つの言葉もそうなんだけれど、
女からのモラハラには、常に対比が含まれているのが非常に特徴的だね。
そしてこれにも、上記と同じように否定と無視という、
攻撃と防御の要素が含まれている。
これは裏返して考えると、
自分でなにが良いものかを断ずることができないという主体性と倫理性のなさ。
他人が良いと言ったものを、他人が良さそうにしているものを良いものと思い込む、
女の他力本願主義な利己性の現れ。
そういう己の主体性のなさをカバーし、正当化するために、
他人の実績や立場を利用して、夫に対して上からものを言ったりするわけ。
だから、妻のモラハラ言動には、
「お前が言うなよ」と思ってしまうような言動が多いだろう。
要は、そう言い続けて他人を下に見ていないと自分が保てないという弱さの現れなんだ。
妻からのモラハラは、その自信のなさを隠す、
もとい自分で直視しないようにするための自己保身の免罪符。
一言で言うと、社会性のない女ゆえに起こる現象ということだね。
もし、自分の妻から現在進行形でモラハラを受けているというのならば、
妻の立場と様子をよく見直してみると良い。
本当は自信もなく、社会性もないから、夫に当たりつけることしかできない。
でも、外ではその至らない様を気取られたくないから、
借りてきた猫のようにおとなしい。
そういう様相から、妻がなにゆえにモラハラに走っているのかが透けて見えてくるだろう。
モラハラってのはな、法律問題じゃなくて社会問題なんだよ。
なぜ起こったのかも、どうしてゆくのかも、
本来的には社会問題としてアプローチしてゆくべき事なんだ。
言動を法律でやめさせることはできないし、
法的責任を追及しようにも、結局は精神的苦痛の範疇での話になる。
それじゃあ目が低いし、仮に責任を問えたところで大したものにはならないだろう。
訴えることなんか考えるよりも行動の根源を考察した上で、
相手を自身の望む方向に導くためにはどうしたら良いかを検討してみるべきだ。
行政書士明和事務所
吉田 重信
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