夫が悪い、妻が悪いとはっきりしている離婚事例は珍しい

男の離婚協議離婚,専門家,男と女,裁判所,離婚

 

 

離婚案件というと、一般的にはどちらかが離婚したがっていて、
それに対して明確な理由を突き付けて離婚に持ち込む、といったイメージが強いかと思う。

しかし、一応、これまでそれなりの数の案件を対応してきた立場として言わせてもらうと、
どちらかの一方だけに、はっきりとした原因のある離婚は意外と少ない。

これは裏を返せば、明確な理由もなく離婚請求しているケースが多いということでもある。

 

これに対して「身持ちが軽すぎる」と非難することは簡単だ。

しかし、個人的にはあまり批判する気にもなれない。

 

人は、ケレン味もあってこその生き物でもあるからね。

そこを否定する気には、どうしてもなれんのだ。

 

ただ、自由に生きたいのであれば、
スジは通すべきだし、自分のワガママであることは認めるべきだよね。

そこを誤魔化したり、相手に擦り付けたりする行為に対しては、
断じて、NOだと言わせてもらう。

自分を誤魔化すことは否定しないが、人を傷つけるケレン味は公害でしかない。

 

結局のところ、法律上の離婚案件なんてのは、
そういった理由のない離婚請求に無理やり理由をつけて離婚させている業務なんだよ。

正に、人を傷つけるケレン味だと言っていい。

 

だから、まずは離婚というものが、
そういった手段で行うのがデフォルト扱いになっている現状を変えていかないとな。

実は日本は諸外国と比べると、
当事者同士の合意のみで離婚できるようになっている稀な国なんだよ。

だから、本来的には明確な理由なんかなくても離婚はできるようになっているわけ。

そこに理由をねじ込んだりするのは、
結局、責任を取りたくない、相手のせいにしたい。

そういう、立場と体裁、そして欲を絡めた上で話を進めようとするからだろう。

 

あとは仕事として離婚を請け負っている弁護士の皮算用だね。

 

違う、というのならば否定すれば良いけれど、実際にそうだろう。

わざわざ裁判所行きにする必要の無い案件についてまで、
弁護士が付いたんだから、と、無理やり話を飛躍させて事件化させてんだからさ。

 

もっと、離婚話をそういった場に持ち込むことの不毛さを世間に認知させるべきだと思う。

ワイドショーとかで極端な案件を取り上げて、
相手をギャフンと言わせたみたいなケースもあるけれど、あれを当たり前にしてはいけない。

実際に案件を抱えている人達にとっては、なんのプラスにもならないからね。

そういったものに感化され過ぎて判断を誤ると、
結局、最後は喰い詰めている頭の悪そうな弁護士を潤わせるだけのタネにしかならない。

 

お互いに傷つかずに済むのは協議離婚だけだよ。

これは開業当初から考えは変わらない。

 

なんか、大分前に「協議離婚は子に無責任な制度」なんて言って、
連れ去りをする弁護士達の責任を協議離婚制度に擦り付けようとした弁護士もいたな。

 

しかし、あんな実態を何も知らないような阿呆に、
あれが良くない、これが良くないと上から断罪される筋合いなど、一切、ない。

 

離婚は当事者次第なんだよ。

責任を論じたり追及したりするかどうかも、当事者が放棄すればそれで済んでしまう話なわけ。

 

しかし、白黒をつけたいという欲求を絡めようとすると、
離婚問題は一気に互いを傷つけあう戦争になる。

 

その欲求に己の利益を搦めてブーストをかけてくるような連中もいるから、
そういった者達の甘言に惑わされないようにしないとな。

 

 

お互いに、幼かった。

 

不本意で離婚に至ってしまった場合であったとしても、
そんな風に互いで考える姿勢は、その後の人生を潤わせる上でも大事なことだと思うぞ。

 

 

人にどうこう言う前に、自分は問題なかったかと考えられない大人にはなりたくないよな。

 

 

行政書士明和事務所

吉田 重信

ご相談はこちらからどうぞ