結婚後に互いの実家、親族と距離を置くべき理由

家庭問題家族,親族

 

 

婚姻をする上で、実家、親族との付き合い方は考えなければならない問題だろう。

これは相手の実家についてももちろんだが、自分の実家との付き合いについても、だ。

 

結論から言うと、これはある程度の距離感をもって接した方がよろしい。

なぜかというと、自分達の家庭内が定期的に干渉されることによって、
いつまでも自分達自身の家庭を作れなくなるからだ。

 

家庭というものは、一種の不可侵性のある「箱」みたいなものなんだよ。

その「箱」は夫婦になったお互いで個別に作り上げていくものであって、
個別の「箱」には個別のルールや常識が存在する。

故に、それに対して他所の「箱」の常識が干渉しやすい状況は、
トラブルのタネになる危険性が高い。

これは良かれと思ってやっていたとしても、ね。

 

一時的なものであれば、互いに一過性のものと我慢もできるだろう。

だから、たまに遊びにきたり付き合いを持ったりするのは良いと思う。

 

しかし、定期的に出入りできるような状況はいずれ限界がくる。

だからこそ、そういった状況になることを、
あらかじめ回避していくようなアプローチが重要になるわけだ。

 

 

え?

ウチは仲良くやっているから余計なお世話だって?

 

結構な事じゃない。

それは掛け値なしに素晴らしいことだよ。

 

でも、そういった局地的な事例は一般論として広めるわけにはいかないよ。

だって、この手のトラブルはすごく多いんだもん。

 

あと、一方はそう思っていたとしても、もう一方には重荷になっているケースもあるから、
そういうのは言われたりトラブルになる前に自分で察するようにしないとな。

 

言うまでもなく、最も多いトラブルは母親が干渉することだ。

 

父親や兄弟姉妹云々の話はあまり聞かないな。

かなりのレアケースだと思っておいた方がよろしい。

 

やっぱり女の人って、どうしても他所の家庭とかで、
自分と違うことをやっているのが気になっちゃうみたいなんだよ。

どんな掃除や片付けの仕方をしているとか何食べさせているのかとかさ。

これは家をテリトリーにしてしまう女性特有の習性だと思う。

 

もちろん、実家の母親だけに問題があるとは言えないケースもある。

自分が入院した時に見舞いに来て声をかけてくれた夫の母親に対して、
奥さんが「うるせー!死ね!」とか言っちゃったりしてな。

 

昭和世代のオジサンの僕からしたら、びっくり仰天、玉手箱だよ。

テキトーに生きたもん勝ちの人生で、
なにをそんなにいっぱいいっぱいになってんのよ、と。

 

これも世代によって起こっている新しいトラブルなんだと思うけれど、
それ故に一律に解決できるような便利な手段は存在しない。

だから、どこの家庭でも起こり得るトラブルと認識した上で、
各家庭であらかじめ接点を断つなり、距離を保つなりの対策をしておかないとな。

 

オジサンはいろいろな意味で、もう疲れた。

 

 

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Posted by 行政書士 吉田重信